ミュージカルが全く面白くなかった話
先日、ハリウッドのPANTAGESという劇場でミュージカルを観て来ました。
一番安いチケットを頼んだらこんな所になりました。
最後列の一番左!!
疎外感MAXでしたが、
逆に珍しいかもと気を取り直して席に着きました。
ミュージカルを本格的に観るのは初めてで、
役者の方々の演技や、舞台の仕掛けもすごかったのですが、
観客の拍手や声援の1つ1つの迫力に圧倒されました。
ただ、ミュージカルの内容自体は
全く面白くありませんでした。
全く内容を理解できなかったんです。
何箇所か観客みんなが大笑いしている所があったのですが、
ぼくは終始「??」て感じでした。
最後列の一番左でこんな状態になっているので、
自分が亡霊になったかのような疎外感を味わいました。
ぼくは典型的な日本人で周りに合わせるのが得意なので、
一応笑っておきましたが、、。
なぜこんな事になったんでしょう。
理由は大きく2つあったと思います。
- 歌の部分のセリフが聞き取れない
- 理解できるところでも、理解が遅れている
- 歌の部分のセリフが聞き取れない
ただ話しているシーンでは問題ないのですが、
歌の部分のセリフが聞き取れなかったんです。
ミュージカルなので歌いながら話す部分がほとんどで、
ストーリーが頭に入ってきませんでした。
ぼくの英語力の参考までに、
某テストのリスニングの点数は495/495ですし、
日常でも、周りの人の会話を盗み聞きで理解できるぐらいです。
それなりに自信があったが故に衝撃は大きかったです。
- 理解できるところでも、理解が遅れている
歌っていないシーンでは、理解できました。
周りが笑っているのをみて、
「あ、こう言ったから、みんなが笑ったんだな。」
という風になぜ笑うのかはわかるけど面白くない。
ハッとしました。
まだ頭の中で英語を日本語に変換してから、
理解してしまっていたんです。
変換しているから、理解がワンテンポ遅れてしまっている。
だから、笑えないんだと気付きました。
普段から英語を英語で理解することを意識的に訓練してきて、
英語で理解できるようになっていると思っていたからこそ、
こちらも衝撃は大きかったです。
結局、楽しめなかった理由は
英語力が乏しい
から以外の何物でもなかったんですよね。
アメリカに来てから、あまり言語面で苦労することがなく、
「いけるんじゃね?」っていう気持ちになっていたが故に、
まだまだ出来ていない部分を発見することができてよかったです。
ミュージカルを観て大笑いできるようになる。
ノンネイティブとして、ここは負けずに頑張りたいと思います。